幸せの手本をなぞれなくても、幸せになろうと思った。
チーチー☆ビアンカ 16作目のミュージックビデオ。
パートナーとの結婚を記念して。
初の共作。
カメラマンとして関わってもらった。
パートナー(渡邉 聡)は映画監督である。
今までずっと固定カメラで撮ってきたので
今回は動きがほしい!という私の無茶振りのために
知人にプロ仕様のスタビライザーを借りて
撮影に挑んでくれた。
(多摩川の非常に足元の悪い場所、
かつ信じられないような暑さの中でのロケだった)
屋内撮影においてもあの手この手で照明をつくってくれ、
編集に関してもたくさんのアドバイスをしてくれた。
相手に何か頼むには、
自分のことを話さないといけないし
相手の意見を聞くことになる。
私がワンオペで作品づくりを続けてきた背景には
命の回復をするという重大テーマがあり、
そのために自分と向き合う必要が大きかったこともあるが、
正直、人付き合いなんかしたくなかったのだ。
パートナーと知り合った当初、
撮影を手伝って下さいよ!と言ってはみた私だったが
こうして本当に手伝ってもらう日が訪れるとは…
人を愛するということを知って、家族になって、
私の姿はより人間らしく映るだろうが、
パートナーとの暮らしは
私に人間のフリをしなくてもいいんだよと
一番必要なことを教えてくれた。
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