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依螺 Enishi(2021) 制作後記

執筆者の写真: チーチー☆ビアンカチーチー☆ビアンカ

更新日:2021年4月15日


レコーディング期間:2020年12月〜

撮影期間:2021年1月〜3月


2020年の秋に恋人ができた

31歳、正直無理だと思っていた


人に触られるのも、人に触れるのも慣れておらず

あまりに経験がないものだから恐怖になってしまっていたし


他の正常な男女なら送受信できている電波のようなものを

自分は宇宙人だから送受信できないのかもしれないと本気で悩んだ時期もあった


それがわからないもので、恋人は不意に現れて私は身も心も彼の虜となってしまった!


お互いうつの体験を話し合えたことが心の距離を縮めた


付き合い始めの頃は恋人があんまり元気じゃない状態で

私は世話を焼きすぎてしまった


恋人は3歳年下なので、自分が一番苦しかった頃と彼の状態が重なり、

例えば、私が自殺しかねなかった時に母親が無理矢理にでも病院に引っ張っていて会社に行かせないようにしてくれなかったことが不満な私は恋人の代わりに勝手に病院を探したりしてしまった


距離の取り方が分からず、毎日LINEしていたら恋人から返すのがしんどいからやめてと言われて数日間連絡が取れなくなった


でも次に会ったら恋人は自分で掃除機をかけたり人間的な生活を再開できていて、そういえば私がいなかった28年間は私がいなくても大丈夫だったわけで、私が無理矢理何かしなくても本人の力で何とかできるのだと気付いた


何とかできるはずなのに、あの時お母さんが私を引っ張って行ったら、私はその後何とかできる時も何とかできなくなるかもしれないし、お母さんを恨んだかもしれない

本当は無理矢理手出しすることより手出ししないで見守ってやることの方が難しかった

私はその苦労が今になってようやく分かった

お母さん、ありがとう


初めて手を握った時、会ったばっかりで君のことを好きかどうかわからないし、私は31年間彼氏がいない変わり者だけどいいの?と聞いたら

今、一緒にいたいと思えたらそれで十分だと思うって言ってくれたね


自分の言葉で答えてくれたことが嬉しかった


その瞬間から私は君のことが大好きだよ


君に出会わなければ知らないことばかりだった

君を好きになってようやく自分の事好きになれたよ


私を見つけてくれてありがとう


この歌はチーチー☆ビアンカ の初めてのリアル・ラブソングです



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