その昔、猫グッズの店でバイトしていた事がある
就活もせず大学を卒業、一年引きこもった
外に出るのが怖かった
でも、母が市の就労サポートの窓口に電話して面談の約束をしてしまったので
そういうのをすっぽかす度胸がなかった私は渋々通い始める
そして、まずはバイトから、というアドバイスをもらい
その当時家の近くにあって買い物もしたこともあるヒコーセンカーラという店で働き始めたのだった
その当時は動物というか、生き物全般に愛情を感じる事がなく、猫好きではなかった
しかし、猫グッズの店で働く以上、猫が可愛いという感覚に同調する必要があり、事実、可愛いを連発するうちに可愛く思えてきた
それで野良猫を見かけるとカメラで撮ったりするようになって、猫動画ストックが出来上がったのである
また、このMVを撮った当時住んでいた稲城市は地域猫が多く見かけられる場所だった
弁天通りには白と鯖柄の猫の兄弟?(五文字のMVにも登場。本作ではエンディングのミミズを撮る猫など)が数多く生活していたし、よみうりランド近くの三沢川沿にもコロニーみたいなところがあった
矢野口の近くの庚申塚にはキメラの人懐っこい猫(ナカタさんと読んでいた)がおり
同じく矢野口駅近には猫だらけの蕎麦屋があった
稲城市での生活は過労生活がほとんどだったので、猫の姿を見かけて救われることも多かった 特に、庚申塚に手を合わせることを欠かさなかった私はナカタさんに見守られていた ありがとう、ナカタさん
動物愛護団体の方が声をかけて下さり、猫撮影スポットを教えてくれたこともあった そのように野良猫に避妊手術を行ったり、そうした上で餌やりをしたりして面倒を看る方々がいらっしゃる 素晴らしいことだ 野良猫として生きることは厳しい 日本も先進国と言い張るのなら、生体販売を禁止し、ペットの飼育を放棄するようないい加減な輩がペットを手に入れる機会を制限するべきだと思う
日本中の、世界中の猫が幸せに暮らせますように 心からの願いをこのMVに込めた
そして、このMVではパペットの制作と操縦をした
人形劇の劇団に面接に行った事があるくらい、人形劇というものが好きだ
子どもの頃、母が人形劇サークルに入っていて図書館などで出し物をしていた
動かなくても生命を感じる人形が動いたら本当に生きているみたいで、今見ても感動する
プークやかわせみ座など、大人になっても人形劇を見に行く事があるがその度に涙が止まらなくなってしまう
この手作りパペット、猫のトロルちゃんは自己流の為、下顎がかなり発達しているが、大変可愛くできたと思って満足している
いつか、人形劇がやりたい!
レコーディング時期:2018年5月〜
撮影時期:〜2018年6月
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